“倉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くら93.5%
そう6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある夏(なつ)のこと、男(おとこ)は、汗(あせ)をたらして、重(おも)い炭(すみ)だわらを二つずつおって、山(やま)をくだり、これを町(まち)のある素封家(そほうか)の倉(くら)へおさめました。
鐘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また倉(くら)のような建(た)て物(もの)は、多(おほ)くは今日(こんにち)も奈良(なら)の正倉院(しようそういん)の御倉(おくら)などに見(み)るような、木(き)を組(く)みあはせた校倉(あぜくら)といふものであつたと思(おも)はれます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
と、早口に言い渡し、そして彼自身は、郭北(かくほく)十八倉(そう)の一つ三番蔵(ぐら)の方へ宙を飛んで行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——さればこそ、わが家においても、さきには金剛山の寄手にも加わり、一倉(そう)、二倉とあるかぎりな蓄備(ちくび)の稲も税物(ぜいもつ)にささげ、また去年も銭(ぜに)一万貫、この一月にも五千貫と、仰せつけのまま課税はずいぶんさし出しておる」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)