“便々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べんべん90.0%
べん/\10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福田氏が警察の助力を仰(あお)いだことも知らぬ筈はなく、便々(べんべん)と十一月廿日を待って、相手の警戒網を完成させる愚(ぐ)はしないであろう。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
力持の女の便々(べんべん)たる腹の上で大の男が立臼(たちうす)を据えて餅を搗く、そんなような絵が幾枚も幾枚も並べられてある真中のところに
椽側(えんがは)に居(ゐ)た白痴(あはう)は誰(たれ)も取合(とりあ)はぬ徒然(つれ/″\)に堪(た)へられなくなつたものか、ぐた/\と膝行出(いざりだ)して、婦人(をんな)の傍(そば)へ其(そ)の便々(べん/\)たる腹(はら)を持(も)つて来(き)たが、崩(くづ)れたやうに胡座(あぐら)して、頻(しきり)に恁(か)う我(わし)が膳(ぜん)を視(なが)めて、指(ゆびさし)をした。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)