“うで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腕71.8%
技倆8.8%
手腕7.7%
伎倆2.2%
臂1.5%
技術1.1%
技量0.7%
剣腕0.7%
左腕0.7%
技0.7%
腕力0.7%
剣技0.4%
両腕0.4%
右腕0.4%
武技0.4%
湯煎0.4%
煠0.4%
腕前0.4%
茹0.4%
釣技0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一列に六人ずつ、それこそ腕(うで)も動かせないくらい、ぎっしりとならんでいるのでした。けれども、かえって、それでよかったのです。
自分は芥川氏の作品を餘り好まないが、しかしそのづばぬけた「技倆(うで)」の冴えには敬服してゐる。「奉教人の死」も亦勝れたる作品であると思つた。
然も設計予算(つもりがき)まで既(はや)做(な)し出して我眼に入れしも四五日前なり、手腕(うで)は彼とて鈍きにあらず、人の信用(うけ)は遥に十兵衞に超たり。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それで彼(かれ)は遠(とほ)く利根川(とねがは)の工事(こうじ)へも行(い)つたのであつた。彼(かれ)は自分(じぶん)の伎倆(うで)を恃(たの)んで居(ゐ)る。彼(かれ)は以前(いぜん)からも少(すこ)しづつ開墾(かいこん)の仕事(しごと)をした。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小母さんの臂(うで)がちょいちょい写る。簪(かんざし)で髪の中を掻(か)いているのである。
千鳥 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
技術(うで)の巧拙(よしあし)よりは患者への親切が、先づ村人の気に入つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
私より技量(うで)のある、丈夫なエーゴルに騙(かた)りとられて黙っていられるでしょうか、ね、ダーシェンカ
街 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ちょっくらちょっとあるまいと、源三郎以上に剣腕(うで)の立つ人を立ちあいに……と、こっちが申し出たのに対して、望みどおりに、剣の上でも兄者人(あにじゃひと)たる柳生対馬守が、判定者!
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ただ髀肉(ひにく)の嘆(たん)にたえないのは、この場合にきて拙者の左腕(うで)だ」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清「何も不思議アねえ、手前(てめえ)の技(うで)が鈍いから脱出したんだ、長二は手前に何も云わねいのか」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
驚いて踠(もが)いた拍子に、われとわが大力で自分の首を締めつけて呼吸がとまったんでごわすから、たまげたのと、除ろうとする腕力(うで)のはずみとで、ねえ、親分、武右衛門さんは、結局(つまり)
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「彼奴(きゃつ)とすれば同僚の敵、……討ち取らいでは……と云って、あの凄い剣技(うで)では……こりゃア親分にお話しして……」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
剣技(うで)は左衛門の方が上ではあったが、長年肺を患(わずら)っていて、寒気を厭(いと)い、紙帳の中で生活しているという身の上で、体力において忠右衛門の敵でなく、忠右衛門のために打ち挫(ひし)がれ
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これも何か思い当る処あるらしく、客なる少女の顔をじっと見て、又た密(そっ)と傍の寝床を見ると、少年は両腕(うで)を捲(まく)り出したまま能く眠っている、其手を静に臥被(ふとん)の内に入れてやった。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
驚きて振りかえる他の一人を今一発、短銃の弾機をひかんとせる時、まっしぐらに馳(は)せつきたる武男は拳(こぶし)をあげて折れよと彼が右腕(うで)をたたきつ。短銃落ちぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
(それにしても、彼と俺との、武技(うで)の相違はどうだったろう)これを思うと頼母は、赧くならざるを得なかった。(大人と子供といおうか。世には恐ろしい奴があればあるものだ)
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
生々(いきいき)として居た甘藷の蔓は、唯一夜に正しく湯煎(うで)られた様に凋(しお)れて、明くる日は最早真黒になり、触(さわ)ればぼろ/\の粉(こな)になる。シャンとして居た里芋(さといも)の茎(くき)も、ぐっちゃりと腐った様になる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
矢張彼(あ)れは釜屋堀(かまやぼり)の七右衞門(うえもん)(今の釜浅鋳造所(かまあさちゅうぞうじょ))が拵えたんでげしょうが、七右衞門と六右衞門が釜を売って、たった一右衞門違いで五右衞門は其の釜で煠(うで)られたてえのは妙でげすな
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それは当り前の話じゃ。襟半の内輪を知り抜いとる私が証人に立っても宜(え)え。昔から腕前(うで)のない、手柄望みの役人は、すぐに弱い正直者を罪に落そうとするものじゃてや」
蔵元屋の家でもそげな理由(わけ)で、前の晩の暮方に覗いた塵箱を翌る朝、今一度覗いてみますると、晦日の晩なぞに蟹の塩茹(うで)の喰残しが真白う山盛りになっておる事が間々御座いまする。
、釣りたりと粧(よそ)はるゝは上手なれども、蟇口の下痢にお気つかず、私の置鈎に見事引懸り候。私の釣技(うで)は、旦那よりもえらく候はずや
釣好隠居の懺悔 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)