『今昔物語(こんじゃくものがたり):21 大江匡衡が歌をよむ話(21 おおえまさひらがうたをよむはなし)』
むかし、式部大輔大江匡衡といふ人がありました。まだ大學の學生であつた時のことであります。この人は傑れた才子でありましたが形恰好が少し變で、丈は高く肩が突き出て、見苦しかつたので、人々が笑つてゐました。ある時、宮中の女官たちがこの匡衡を嘲弄し …