『樺太脱獄記(からふとだつごくき)』
己はこのシベリア地方で一般に用ゐられてゐる、毛織の天幕の中に住んでゐる。一しよにゐた男が旅に出たので、一人でゐる。 北の国は日が短い。冷たい霧が立つて来て、直ぐに何もかも包んでしまふ。己は為事をする気になられない。ランプを点けるのが厭なので …
作品に特徴的な語句
温(あたゝま) 果(おほ) 逸(はづ) 凍(こゞ) 囈語(ねごと) 鹹(しほから) 姉妹(あねいもと) 寛(ゆるや) 漁(すなどり) 蹲(しやが) 食物(くひもの) 勝手(かちて) 可哀(かはい) 小休(こやす) 愈(い) 点(とぼ) 空(くう) 縦(ほしいまゝ) 蹲(うづくま) 逆(のぼ) 音信(おとづれ) 飜(こぼ) 中(あた) 名目(みやうもく) 周囲(まはり) 妬(ねたみ) 寝鎮(ねしづ) 己(おのれ) 微笑(ほゝゑ) 戦(そよ) 旅人(りよじん) 暁(さと) 構内(かまへうち) 毛布(けつと) 精(くは) 老耄(おいぼ) 花火(ひばな) 薪(たきゞ) 見透(みす) 谷合(たにあひ) 韃靼(だつたん) 鼻端(はなつら) 嘶(いなゝ) 奴(め) 寒(かん) 寛(ゆる) 小家(こいへ) 性(たち) 慣(なら) 所謂(いはゆる) 旋風(つむじかぜ) 昏(くら) 沢(つや) 火水(ひみづ) 為合(しあは) 燕麦(からすむぎ) 獣(けだもの) 畑(はた) 瞬(まばた) 穿(うが) 粘土(ねばつち) 聳(そばだ) 訟(うつた) 誘(いざな) 躓(つまづ) 転寝(うたゝね) 透(すか) 銃床(じうしやう) 飼(かひ) 鵲(かさゝぎ) 一色(ひといろ) 余所(よそ) 係恋(あこがれ) 凄(すご) 前章(ぜんしやう) 名告(なの) 吐(つ) 喫(の) 国詞(くにことば) 夜(よ) 寝台(ねだい) 布(し) 床(とこ) 弄(もてあそ) 弾丸(たま) 微(かす) 打(ぶ) 扣鈕(ボタン) 押丁(おうてい) 掛替(かけがへ) 擢(ぬき) 旋風(つむじ) 東風(こち) 欠伸(あくび) 欹(そばだ) 温(ぬく) 点(つ) 為事(しごと) 為兼(しか) 為掛(しか)