“鵺”の読み方と例文
読み方割合
ぬえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜(よ)が明(あ)けると、多勢(おほぜい)の通學生(つうがくせい)をつかまへて、山田(やまだ)が其(その)吹聽(ふいちやう)といつたらない。鵺(ぬえ)が來(き)て池(いけ)で行水(ぎやうずゐ)を使(つか)つたほどに、事(こと)大袈裟(おほげさ)に立到(たちいた)る。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
鵺(ぬえ)は単に未明の空を飛んで鳴くために、その声を聴いた者は呪言を唱え、鷺も梟(ふくろう)も魔の鳥として、その異常な挙動を見た者は祭をした。
そこで道誉は、高氏の先を越して、伊吹の館で、彼を待つつもりらしいが、その行動も意図も依然、彼は鵺(ぬえ)そのものといってよい。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)