“魚臭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかなくさ33.3%
うおくさ16.7%
さかなっくさ16.7%
なまぐさ16.7%
なまぐさし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町(まち)といっても家数(いえかず)の少(すく)ない小(ちい)さなさびしい町(まち)で、魚問屋(さかなどいや)や、呉服屋(ごふくや)や、荒物屋(あらものや)や、いろんな商店(しょうてん)がありましたが、いちばん魚問屋(さかなどいや)が多(おお)くあって、町全体(まちぜんたい)が魚臭(さかなくさ)い空気(くうき)に包(つつ)まれていました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
魚臭(うおくさ)き村に出(いで)けり夏木立
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
目の下にはあの芥だらけの内海の渚がはてしなくつづいて、会う女の大抵は見っともなくお白粉をぬった女か魚臭(さかなっくさ)い女で——。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
按(あんず)るに、鮏(さけ)の鮮鱗(とりたて)はことさらに魚臭(なまぐさ)きものゆゑにやあらん。鮭(けい)は鯸鮐(こうち)の一名ともいへば鮏(さけ)にはいよ/\遠(とほ)し。とまれかくまれ鮏(せい)の字を知りて俗用(ぞくよう)には鮭(けい)の字を用ふべし。
大典(てん)和尚の学語編(がくごへん)には鱖(さけ)の字を出されたり、鱖(き)はあさぢと訓(よむ)也。唐(もろこし)の字書(じしよ)には鱖(き)は大口細鱗(さいりん)とあれば鮏にるゐせるならん。字彙(じゐ)には鮏(せい)は鯹(せい)の本字にて魚臭(なまぐさし)といふ字也といへり。