“釀(か)” の例文
新字:醸
また、吉野の白檮(かし)の生(ふ)六に横臼(よくす)七を作りて、その横臼に大御酒(おほみき)を釀(か)みて、その大御酒を獻る時に、口鼓(くちつづみ)を撃ち八、伎(わざ)をなして九、歌ひて曰ひしく
釀(か)みにたる酒にしあれば、唇に
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ももとせを刹那に釀(か)みて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
また秦(はた)の造(みやつこ)の祖、漢(あや)の直(あたへ)の祖、また酒(みき)を釀(か)むことを知れる人、名は仁番(にほ)、またの名は須須許理(すすこり)等、まゐ渡り來つ。かれこの須須許理、大御酒を釀(か)みて獻りき。
かげこき雲とに釀(か)める酒を。
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
小甕酒(こみかざけ)釀(か)みもこそすれ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
ここにその兄の曰はく、「もし汝、この孃子を得ることあらば、上下の衣服(きもの)を避(さ)四り、身の高(たけ)を量りて甕(みか)に酒を釀(か)み五、また山河の物を悉に備へ設けて、うれづく六をせむ」
祕めて釀(か)みけむ戀の酒。
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
夕闇の釀(か)みのふかみに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)