“這麼”の読み方と例文
読み方割合
こんな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何(なん)だ、又(また)これを持(も)つて帰(かへ)るほどなら、誰(たれ)が命(いのち)がけに成(な)つて、這麼(こんな)ものを拵(こしら)へやう。……誑(たぶらか)しやあがつたな! 山猫(やまねこ)め、狐(きつね)め、野狸(のだぬき)め。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
『少(すこ)しも乘客(じようきやく)を煩(わづら)はさんやうに務(つと)めてゐる俺(おれ)か、其(そ)れとも這麼(こんな)に一人(ひとり)で大騷(おほさわぎ)をしてゐた、誰(たれ)にも休息(きうそく)も爲(さ)せぬ此(こ)の利己主義男(りこしゆぎをとこ)か?』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
然(さ)うすると私達も、いつかは茸のやうな這麼(こんな)仄(ほの)かな風味に舌鼓(したづゝみ)を打つ興味に感じなくなつて了(しま)ふかも知れぬ。
茸の香 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)