“荻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぎ60.6%
をぎ30.3%
ヲギ6.1%
すすき3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空蝉(うつせみ)が何かのおりおりに思い出されて敬服するに似た気持ちもおこるのであった。軒端(のきば)の荻(おぎ)へは今も時々手紙が送られることと思われる。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)
堪(た)へやらぬまで身(み)に沁(し)むは、吹(ふ)く風(かぜ)の荻(をぎ)、尾花(をばな)、軒(のき)、廂(ひさし)を渡(わた)る其(それ)ならで、蘆(あし)の白(しろ)き穗(ほ)の、ちら/\と、あこがれ迷(まよ)ふ夢(ゆめ)に似(に)て、枕(まくら)に通(かよ)ふ寢覺(ねざめ)なり。よし其(それ)とても風情(ふぜい)かな。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
妹なろが つかふ川門(カハト)のさゝら荻(ヲギ) あしとひと言(コト) 語りよらしも(万葉巻十四)
これより後、淡海の佐佐紀(ささき)の山(やま)の君が祖(おや)一、名は韓帒(からふくろ)白さく、「淡海の久多綿(くたわた)の蚊屋野(かやの)二に、猪鹿(しし)多(さは)にあり。その立てる足は、荻(すすき)原の如く、指擧(ささ)げたる角(つの)は、枯松(からまつ)の如し」