“睼”の読み方と例文
読み方割合
みむか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時貫一は始めて満枝の面(おもて)に眼(まなこ)を移せり。百(もも)の媚(こび)を含みて睼(みむか)へし彼の眸(まなじり)は、未(いま)だ言はずして既にその言はんとせる半(なかば)をば語尽(かたりつく)したるべし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
幾年(いくとせ)聞かざりしその声ならん。宮は危みつつも可懐(なつか)しと見る目を覚えず其方(そなた)に転(うつ)せば、鋭く睼(みむか)ふる貫一の眼(まなこ)の湿(うるほ)へるは、既に如何(いか)なる涙の催せしならん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
両箇(ふたり)は一様に睼(みむか)へて、待つとしもなく動かずゐたりければ、その前に到れる角燈の光は隈無(くまな)く彼等を曝(さら)しぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)