“瘠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
や84.7%
やせ10.1%
こ4.2%
こけ0.5%
やさ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土気色をした瘠(や)せて枯木のように乾干(ひから)び切った埃及の木乃伊を連想する我らの木乃伊の概念を越えて、これはまたなんという美しい
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
どんなに瘠(やせ)こけているにしても……その外套の毛皮が如何に薄いものであるにしても、とても尋常な人間の出来る芸当とは思えない。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
この顔は昨夜(ゆうべ)見たほど妙でもなかった。しかし額がさかに瘠(こ)けて、脳天まで長くなってる事は、今朝でも争われない。熊さんは床の中から
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
亭主(ていしゆ)は五十恰好(がつかう)の色(いろ)の黒(くろ)い頬(ほゝ)の瘠(こけ)た男(をとこ)で、鼈甲(べつかふ)の縁(ふち)を取(と)つた馬鹿(ばか)に大(おほ)きな眼鏡(めがね)を掛(か)けて、新聞(しんぶん)を讀(よ)みながら、疣(いぼ)だらけの唐金(からかね)の火鉢(ひばち)に手(て)を翳(かざ)してゐた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)