“町子”の読み方と例文
読み方割合
まちこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば奧方(おくがた)の町子(まちこ)おのづから寵愛(てうあい)の手(て)の平(ひら)に乘(の)つて、強(あなが)ち良人(おつと)を侮(あなど)るとなけれども、舅(しうと)姑(しうとめ)おはしまして萬(よろ)づ窮屈(きうくつ)に堅(かた)くるしき嫁(よめ)御寮(ごりよう)の身(み)と異(こと)なり
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
谷中(やなか)に知人(ちじん)の家(いゑ)を買(か)ひて、調度萬端(てうどばんたん)おさめさせ、此處(こゝ)へと思(おも)ふに町子(まちこ)が生涯(せうがい)あはれなる事(こと)いふはかりなく、暗涙(あんるい)にくれては我(わ)が身(み)が不徳(ふとく)を思(おぼ)しゝる筋(すぢ)なきにあらねど
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
目鏡(めがめ)が中(ちう)だと笑(わら)はるゝもありき、町子(まちこ)はいとゞ方々(かた/\)の持(もて)はやし五月蠅(うるさ)く、奧(おく)さん奧(おく)さんと御盃(おさかづき)の雨(あめ)の降(ふ)るに、御免遊(ごめんあそ)ばせ、私(わたし)は能(よ)う頂(いたゞ)きませぬほどにと盃洗(はいせん)の水(みづ)に流(なが)して
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)