“物(も)” の例文
去年(きよねん)の暮(くれ)にや味噌(みそ)搗(つ)くつちんで俺(お)ら働(はたれ)えた錢(ぜね)で鹽(しほ)迄(まで)買(か)つたんだな、俺(お)れも硬(こえ)え物(も)な噛(か)めねえから味噌(みそ)なくつちや仕(し)やうねえな
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「藪(やぶ)や河原に、喰える物(も)ンの芽がでるくらいならよ、おらたちゃあ、太陽(てんとう)さまに腹あ干して、笛ふいて暮らすがよ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時のうらかたも神のみすゞりも、十四五なるわらべ、蛇(ぢや)の餌(えぢき)餝(かざ)て、おたかべのあらば、お祭りのあらば、うにきやらや誇(ほこ)て、又からや誇(ほこ)て、作る物(も)作(づく)りも時々に出来(でき)て、御祝事(おいわひごと)ばかり
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
「やあい、おらの物(も)ンだ」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)