“燃(や)” の例文
その次の夜もまた詩人は積みし落ち葉の一つを燃(や)かしむれば、男星女星もまた空より下(くだ)りて昨夜のごとく語りき。
星 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
さりながら、何程思続け候とても、水を覓(もと)めて逾(いよい)よ焔(ほのほ)に燃(や)かれ候に等(ひとし)き苦艱(くげん)の募り候のみにて、いつ此責(このせめ)を免(のが)るるともなく存(ながら)へ候(さふらふ)は、孱弱(かよわ)き女の身には余(あまり)に余に難忍(しのびがた)き事に御座候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)