“浸(ひ)” の例文
摺り染めや叩き染めの技術も、女たちの間には目立たぬ進歩が年々にあつたが、浸(ひ)で染めの為の染料が、韓の技工人(てびと)の影響から、途方もなく変化した。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
母と子とまどろみ深き夜のくだち雨に浸(ひ)て沁む蟋蟀のこゑ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
悦(よろこ)び勇み、小躍(こをどり)に越ゆるがまゝに浸(ひ)たりつゝ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
摺(す)り染めや、擣(う)ち染めの技術も、女たちの間には、目立たぬ進歩が年々にあったが、浸(ひ)で染めの為の染料が、韓の技工人(てびと)の影響から、途方もなく変化した。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
草くづに蓼の紅浸(ひ)て垂り繁きこの秋雨や地ににじむべみ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
悦(よろこ)び勇み、小躍(こをどり)に越ゆるがまゝに浸(ひ)たりつゝ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
蒼海(あをうみ)の鯨の蕪骨(ぶこつ)醸(か)み酒のしぼりの粕に浸(ひ)でし嘉(よ)しとす
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)