“池子”の読み方と例文
読み方割合
いけご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臺所(だいどころ)より富士(ふじ)見(み)ゆ。露(つゆ)の木槿(むくげ)ほの紅(あか)う、茅屋(かやや)のあちこち黒(くろ)き中(なか)に、狐火(きつねび)かとばかり灯(ともしび)の色(いろ)沈(しづ)みて、池子(いけご)の麓(ふもと)砧(きぬた)打(う)つ折(をり)から、妹(いも)がり行(ゆ)くらん遠畦(とほあぜ)の在郷唄(ざいがううた)、盆(ぼん)過(す)ぎてよりあはれさ更(さら)にまされり。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)