“此前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このまへ77.8%
このぜん22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は立ちながら、画巻物(ゑまきもの)を展開(てんかい)した様な、横長(よこなが)の色彩(しきさい)を眺めてゐたが、どう云ふものか、此前(このまへ)来(き)て見た時よりは、痛(いた)く見劣りがする。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其以後(そのいご)、誰(たれ)も手(て)を附(つ)けぬ。漸(やうや)く余(よ)が此前(このまへ)を素通(すどほ)りする位(くらゐ)であつたが、四十年(ねん)五月(ぐわつ)十二日(にち)に、余(よ)は、織田(おだ)、高木(たかぎ)、松見(まつみ)三子(し)と表面採集(へうめんさいしふ)に此邊(このへん)へ來(き)た。
「何笑ひおる、」と伊勢武熊は真摯(まじめ)に力味(りきみ)返つて、「功名(こうみやう)咄(ばなし)をするやうぢやがナ、此前(このぜん)牛飼君が内閣の椅子を占められた時、警部長の内命を受けたが、大丈夫豈(あに)田舎侍を甘んぜんや。 ...
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
平岡は此前(このぜん)、代助を訪問した当時、既(すで)に落ち付(つ)いてゐられない身分であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)