“林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやし87.6%
りん5.9%
ばやし4.6%
やぶ0.7%
もと0.7%
ハヤシ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すみなれた林(はやし)や、山(やま)や、河(かわ)や、野原(のはら)を見捨(みす)て、知(し)らぬ他国(たこく)へ出(で)ることは、これらの小鳥(ことり)にとっても、冒険(ぼうけん)にちがいなかったからです。
ふるさと (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこへお見舞に行った祖母は、私へのおみやげというので、お菓子や果物を沢山いただいて来て、「林(りん)と同じに、孫のように思われる」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
茱萸(ぐみ)の木(き)林(ばやし)に、今井四郎兼平のひきいる六千余騎は、鷲(わし)の瀬(せ)を渡って日宮(ひのみや)林に陣を構え、大将義仲は、一万余騎を引き連れ、埴生(はにゅう)に陣を敷いた。
「お旗下(はたもと)の葛西さんか、知ってるとも、私なんかは、あすこの構(かま)え内(うち)の林(やぶ)ん中へ入って、雉(きじ)や、兎(うさぎ)をとったもんだ」
赤い花 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
月は出でしかど、三四茂(しげ)きが林(もと)は影をもらさねば、三五あやなき闇(やみ)にうらぶれて、眠(ねぶ)るともなきに、まさしく三六円位(ゑんゐ)々々とよぶ声す。
が、田楽林(ハヤシ)・林田楽など言ふ語のあつた事は事実で、此「林」を「村」や「材」などゝするのは、誤写から出た考へ方であります。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)