“叢林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうりん85.3%
くさむら2.9%
しげみ2.9%
はやし2.9%
やぶ2.9%
ジャングル2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半之助はちょうど、岩の食卓で、昼餉(ひるげ)を喰べているところだった。下の林のほうで、がさがさと叢林(そうりん)の揺れる音がし、人の声が聞えた。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼は、ダニーロと兄弟同様に暮したことや、一度などはクリミヤ人に追はれて、叢林(くさむら)の中へ二人で隠れてゐたことがあるなどと語つた……。
野桜と桜桃(さくらんばう)の樹のおぼこらしい叢林(しげみ)は、その根をおづおづと冷たい泉のなかへ伸ばしてゐるが、時々葉ずれの音を立ててざわめくのは、夜風といふ浮気ものがちよいちよい忍び寄つては接吻するのに
時に峯(みね)谷(たに)ゆすり動きて、風叢林(はやし)を僵(たふ)すがごとく、沙石(まさご)を空(そら)に巻上(まきあ)ぐる。見る見る一二七一段の陰火(いんくわ)、君が膝(ひざ)の下(もと)より燃上(もえあが)りて、山も谷も昼のごとくあきらかなり。
ちょうどこの駒形堂から大河を距てて本所(ほんじょ)側に多田の薬師(やくし)というのがありましたが、この叢林(やぶ)がこんもり深く、昼も暗いほど、時鳥など沢山巣をかけていたもので、五月(さつき)の空の雨上がりの夜などには
アフリカの叢林(ジャングル)もかくやと思うばかりに、棕櫚(しゅろ)の大鉢を並べ立てた薄暗い部屋の隅から、「これは、これは、ようこそ御入来」といいながら立ちあがって来た、眼の鋭い