“机”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つくえ62.1%
つくゑ26.3%
デスク4.2%
テーブル3.2%
き2.1%
づくえ1.1%
ティッシェ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いままで、たのしかった、家(いえ)の中(なか)は、たちまち笑(わら)いが消(き)えてしまって、兄(あに)は、自分(じぶん)の本箱(ほんばこ)や、机(つくえ)のひきだしを、片(かた)づけはじめました。
たましいは生きている (新字新仮名) / 小川未明(著)
どるめんといふ語(ご)も、石(いし)の机(つくゑ)といふ意味(いみ)の言葉(ことば)であります。このてーぶるの下(した)に人間(にんげん)を葬(はうむ)つたので、これは疑(うたが)ひもなく墓(はか)であります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
今夜、私は机(デスク)の前に腰をかけて抽斗を開けた。書いたものをあらまし引裂いて棄ててしまおうとして、私はむかしの文書を選(よ)り分けにかかったのだった。
と云ううちに文月巡査は、眼前(めのまえ)の机(テーブル)の上に身体(からだ)を投げかけて両肱を突いた。シッカリと頭を抱え込むと、溜息と一所に云った。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
千手院の一(ひ)と間(ま)の灯は、暗い川音に揺れまたたいて、一机(き)の辺りを、ちまちまと照らしていた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何時も何か充(つま)らないやうな、物足りぬ顔で大きな古机(づくえ)の前に坐り込むでゐるが、飽きるとゴロリ横になツて、貧乏揺をしながら何時とはなく眠ツて了ふ。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
……衣裳戸棚(コムモーデ)、……机(ティッシェ)、……穴蔵(ケルレル)、……料理場(キュッヘ)……。そうだ。なるほど、あそこだったんだ。……なぜ、気がつかなかったんだろう。あんなたわいもないことになぜ気がつかなかった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)