“損毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんまう50.0%
そんもう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眞田家(さなだけ)の領地(りやうち)信州(しんしう)川中島(かはなかじま)は、列國(れつこく)に稀(まれ)なる損場(そんば)にて、年々(とし/″\)の損毛(そんまう)大方(おほかた)ならざるに、歴世(れきせい)武(ぶ)を好(この)む家柄(いへがら)とて、殖産(しよくさん)の道(みち)發達(はつたつ)せず、貯藏(ちよざう)の如何(いかん)を顧(かへり)みざりしかば、當時(たうじ)の不如意(ふによい)謂(い)はむ方(かた)無(な)かりし。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
借受惣内(そうない)は甚兵衞と改名(かいめい)し又里はお豐(とよ)と改め少々(せう/\)の小商(こあきな)ひを始めしが素より爲馴(しなれ)ざる事にて肩(かた)を痛(いた)め足(あし)を勞(つから)し爲る事成す事損毛(そんまう)のみ多く早(はや)此頃は必至(ひつし)と差迫(さしせま)り今日にも難澁(なんじふ)致(いたし)ける是ぞ誠(まこと)に天の憎(にく)しみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
思ひし深切に久八も大に喜悦(よろこび)何商(なにあきな)ひを初めたら宜(よろ)しからうと工夫を爲(なせ)ども元より大家の支配人の果なれば小商(こあきな)ひの道を知ず右左(とかく)損毛(そんもう)多く夫而已(のみ)ならず久八は生れ付ての慈悲(じひ)心深く貧(まづ)しき者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
維新後は両刀を矢立(やたて)に替えて、朝夕算盤(そろばん)を弾(はじ)いては見たが、慣れぬ事とて初の内は損毛(そんもう)ばかり、今日に明日(あす)にと喰込(くいこん)で、果は借金の淵(ふち)に陥(は)まり、どうしようこうしようと足掻(あが)き踠(もが)いている内
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)