“御寢”のいろいろな読み方と例文
新字:御寝
読み方割合
げし40.0%
みね20.0%
おやすみ20.0%
ぎよしん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アヽお歸(かへ)りかと起返(おきかへ)る母(はゝ)、お父(とつ)さんは御寢(げし)なツてゞすかさぞ御不自由(ごふじいう)で御座(ござ)いましたらう何(なに)もお變(かは)りは御座(ござ)いませんかと裏問(うらと)ふ心(こゝろ)は疵(きず)もつ足(あし)
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
御寢(みね)ませる時に、御夢に覺(さと)してのりたまはく、「我が宮を、天皇(おほきみ)の御舍(みあらか)のごと修理(をさ)めたまはば、御子かならずま言(ごと)とはむ」とかく覺したまふ時に、太卜(ふとまに)に占(うら)へて六
「御早(おはや)う」と慇懃(いんぎん)に禮(れい)をした。「先刻(さつき)御誘(おさそ)ひ申(まを)さうと思(おも)ひましたが、よく御寢(おやすみ)の樣(やう)でしたから、失禮(しつれい)して一人(ひとり)參(まゐ)りました」
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此方(こなた)を指(さ)して近づく人の跫音(あしおと)に、横笛手早く文を藏(をさ)め、涙を拭ふ隙(ひま)もなく、忍びやかに、『横笛樣、まだ御寢(ぎよしん)ならずや』と言ひつゝ部屋(へや)の障子徐(しづか)に開きて入り來りしは、冷泉(れいぜい)と呼ぶ老女なりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)