“小前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こまえ66.7%
こまへ16.7%
こめえ8.3%
をまへ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小前(こまえ)のもの一同もやや穏やかになったころは、将軍薨去前後の事情が名古屋方面からも福島方面からも次第に馬籠の会所へ知れて来た。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
後より三五郎這出(はいいで)て只今組頭(くみがしら)周藏申上しに相違なく九助儀は一文一錢の勘定も粗末は御座なく小前(こまへ)の者共へ憐(あはれみ)を掛けと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お前(めえ)は今迄まア外(ほか)の女と違って信実な者(もん)で、己(おら)ア家(うち)へ縁付(かたづ)いても惣次郎を大切(でえじ)にして、姑(しゅうと)へは孝行尽し、小前(こめえ)の者(もん)にも思われる位(くれ)えで、流石(さすが)お武家(さむれえ)さんの娘だけ違ったもんだ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ここを以ちて百(もも)の官(つかさ)また、天の下の人ども、みな輕の太子に背きて、穴穗(ほ)の御子(みこ)一五に歸(よ)りぬ。ここに輕の太子畏みて、大前(おほまえ)小前(をまへ)の宿禰一六の大臣(おほおみ)の家に逃れ入りて、兵(つはもの)を備へ作りたまひき。