“尉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょう73.9%
じよう10.9%
い4.3%
のじよう4.3%
ジヨウ4.3%
のじょう2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにつれて、大床(おおゆか)の中ほどへすすみ出た観世清次は白の小袖に白地に銀摺(ぎんずり)の大口袴(おおぐち)を穿(は)き太刀を横たえ、尉(じょう)の仮面(おもて)をつけていた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、其(そ)の筈(はず)で、いけずな奴(やつ)が、燒團子(やきだんご)のばた/\で、七輪(しちりん)の尉(じよう)を飛(と)ばすこと、名所(めいしよ)とはいひがたく雪(ゆき)の如(ごと)しであつたから。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
始めは清河(せいか)の崔氏(さいし)の女(むすめ)と一しょになりました。うつくしいつつましやかな女だったような気がします。そうして明(あく)る年、進士(しんし)の試験に及第して、渭南(いなん)の尉(い)になりました。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
本當の調べは、町奉行でやることにはなつて居りますが、大岡越前守とか、遠山左衞門尉(のじよう)とかいふ、後世までも聞えた名奉行は兎も角。
軍奉行、長崎四郎左衛門ノ尉(ジヨウ)、実検シケルニ、執筆十二人ニテ、昼夜三日ノ間モ、筆ヲ措(オ)カズ、死者ノ名ヲ注(シル)セリトゾ
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その当時の市中取締役は庄内藩の酒井左衛門尉(のじょう)である。その巡邏隊と歩兵隊とは、とかくに折り合いが悪く、途中で往々に衝突を演ずることがある。