“尉(い)” の例文
始めは清河(せいか)の崔氏(さいし)の女(むすめ)と一しょになりました。うつくしいつつましやかな女だったような気がします。そうして明(あく)る年、進士(しんし)の試験に及第して、渭南(いなん)の尉(い)になりました。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それによって、玄徳は、中山府(ちゅうざんふ)(河北省・定県)の安喜県(あんきけん)の尉(い)という官職についた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「尉(い)玄徳。いったい卿は、当所の出身の者か、他県から赴任してきたのか」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ご主人には今度、にわかに、思うことがあって、県の尉(い)たる官職を辞め、しばらく野に下って、悠々自適なさることになった。しかし、実はおれが勅使督郵を半殺しの目にあわせたのが因(もと)だ。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)