“天竜”の読み方と例文
旧字:天龍
読み方割合
てんりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天竜(てんりゅう)・夜叉(やしゃ)・乾闥婆(けんだつば)より、阿脩羅(あしゅら)・迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・摩睺羅伽(まごらか)・人・非人に至るまで等しく憫(あわ)れみを垂れさせたもうわが師父には、このたび、爾(なんじ)、悟浄が苦悩(くるしみ)をみそなわして
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
さりながら京の様子を窺(うかが)いますと、わたくしのまだ居残っておりました九月の初(はじめ)には嵯峨の仁和(にんな)、天竜(てんりゅう)の両巨刹(きょさつ)も兵火に滅びましたし、船岡山では大合戦があったと申します。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
衆人(しゅうじん)めぐり見る中へ、其の姿をあの島の柳の上へ高く顕(あらわ)し、大空に向つて拝(はい)をされい。祭文(さいもん)にも歌にも及ばぬ。天竜(てんりゅう)、雲を遣(や)り、雷(らい)を放ち、雨を漲(みなぎ)らすは、明午(みょうご)を過ぎて申(さる)の上刻(じょうこく)に分毫(ふんごう)も相違ない。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)