“夢(む)” の例文
「よくいうてくれた。戦場に臨むからにはいつ討死を遂げるやもしれん。そなたともまた再会は期し難い。長春数旬の和楽、それも短い一夢(む)になった」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは球突(たまつき)を少(すこ)しやつた人の誰(たれ)しも經驗(けいけん)する事で、夜(よる)電氣(でんき)を消(け)して床にはひると暗(くら)闇の中に赤白の四つの球(たま)をのせた青い球台(たまたい)が浮(う)かんで來て、取(と)り方を夢(む)中で空想(くうそう)したりする。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
すべて、南柯(なんか)の一夢(む)であったのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)