“嘔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
は85.7%
あ4.1%
うた2.0%
はい2.0%
へど2.0%
もど2.0%
ゑ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「仰(おお)せの通り掃除口の検査をしましたら、意外にも重大な手がかりを得ました。先ず第一に糞壺の中に、嘔(は)いた物が沢山ありました」
呪われの家 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
……蒲団敷きましょう、というても——要(い)らん。……そうして、すこし嘔(あ)げてから、そのまま、眠っておしまいになったのよ。グウグウ、大きな鼾(いびき)をかいて……
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「風流仏(ふうりうぶつ)」、「一口剣(いつこうけん)」等に幽妙なる小天地想を嘔(うた)ひ、一種奇気抜く可らざる哲理を含みたる露伴の詩骨は徒(いたづ)らに「心機霊活の妖物」なる道也の影に痩(や)せさらばひぬ。
食物(しょくもつ)の消化時間は大抵(たいてい)知(しっ)てるだろう、今吐剤(とざい)を飲(のん)でも無益だ。河豚の毒が嘔(は)かれるなら嘔(はい)て見ろと云(いっ)たら、三刀も医者の事だから能(よ)く分(わかっ)て居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そうすると愚民(ぐみん)はそれに対して一生懸命に拝み立てる、その側にはまた嘔(へど)〔唾〕を吐きかけてやりたそうな顔付をして嘲(あざけ)って居る僧侶もある。実に面白い。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「お嘔(もど)しなさった……それはいけない」
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
くるめくにがき嘔(ゑ)づく思
宿酔 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)