“嘔(あ)” の例文
……蒲団敷きましょう、というても——要(い)らん。……そうして、すこし嘔(あ)げてから、そのまま、眠っておしまいになったのよ。グウグウ、大きな鼾(いびき)をかいて……
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
彼女は苦しげにものを嘔(あ)げていた。早く帰れとは云わずに、瞳をうるませた女であった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)