“余(あ)” の例文
旧字:餘
ただ彼女(あれ)が余(あ)んまり嫉妬(やきもち)を焼(や)いて仕方(しかた)がございませんから、ツイ腹立(はらだち)まぎれに二つ三つ頭(あたま)をどやしつけて、貴様(きさま)のような奴(やつ)はくたばって了(しま)えと呶鳴(どな)りましたが
「うん、そんなら云ってやろう。君は乱暴であの下宿で持て余(あ)まされているんだ。いくら下宿の女房だって、下女たあ違うぜ。足を出して拭(ふ)かせるなんて、威張(いば)り過ぎるさ」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
左様(さう)ですツてネ、貴嬢(あなた)、篠田さんが自分の妾になさるんだとか何とか書(かき)ましたつてネ、余(あ)まり馬鹿々々しいぢやありませんか、ナニ、皆(みん)な自分の心で他(ひと)を計るのですよ、クリスマスの翌日
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)