“仗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よ80.0%
つ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一乗に帰依し三昧に入得(につとく)するの正きに仗(よ)り御坐しませ、宿福広大にして前業(ぜんごふ)殊勝に渡らせたまふ御身なれば、一念〻頭の転じたまふを限に弾指(たんし)転眴(てんけん)の間も無く
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「は?」彼は覚えず身を回(かへ)して、丁(ちよう)と立てたる鉄鞭に仗(よ)り、こは是(これ)白日の夢か、空華(くうげ)の形か、正体見んと為れど、酔眼の空(むなし)く張るのみにて、益(ますま)す霽(は)れざるは疑(うたがひ)なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
中原(ちゅうげん)、また鹿を逐(お)うて、筆を投げすてて戎軒(じゅうけん)を事とす。縦横の計(はかりごと)は就(な)らざれども、慷慨(こうがい)の志は猶(な)お存せり。策(つえ)を仗(つ)いて天子に謁(えっ)し、馬を駆って関門を出(い)ず。
面 (新字新仮名) / 富田常雄(著)