“人顔”の読み方と例文
旧字:人顏
読み方割合
ひとがお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人顔(ひとがお)のさだかならぬ時、暗き隅(すみ)に行(ゆ)くべからず、たそがれの片隅には、怪しきものゐて人を惑(まど)はすと、姉上の教へしことあり。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
もうぼんやり人顔(ひとがお)が見える様に成って来るが、この霙の吹掛(ふっか)けでぱったりと往来は止まって居(い)るが、今にも渡しが開(あ)いて、渡しを渡って此処(こゝ)へ来る者が有れば、何でも三人だと
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その顔がハッキリ分らないから、大噐氏は燈火(ともしび)を段〻と近づけた。遠いところから段〻と歩み近づいて行くと段〻と人顔(ひとがお)が分って来るように、朦朧(もうろう)たる船頭の顔は段〻と分って来た。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)