“中天”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうてん45.0%
なかぞら25.0%
ちゆうてん20.0%
ちうてん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとも党勢不振の際、誓って落日を中天(ちゅうてん)に挽回(ばんかい)せずんばやまずと云う意気込みで、あんなに横風(おうふう)に顔一面を占領しているのか知らん。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
斧(をの)引提(さ)げて大路(おほぢ)に出づれば、一七九明けたるといひし夜はいまだくらく、一八〇月は中天(なかぞら)ながら影朧(らう)々として、風冷(ひや)やかに、さて正太郎が戸は明けはなして其の人は見えず。
今世界は黒い旗をおろし、青空の幕をかゝげ、その中天(ちゆうてん)に仰げとばかり
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
いま其(そ)の影(かげ)にやゝ薄(うす)れて、凄(すご)くも優(やさ)しい、威(ゐ)あつて、美(うつく)しい、薄桃色(うすもゝいろ)に成(な)ると同時(どうじ)に、中天(ちうてん)に聳(そび)えた番町小學校(ばんちやうせうがくかう)の鐵柱(てつちう)の、火柱(ひばしら)の如(ごと)く見(み)えたのさへ、ふと紫(むらさき)にかはつたので、消(け)すに水(みづ)のない劫火(ごふくわ)は
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)