“めし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メシ
語句割合
飯48.2%
召26.2%
盲14.6%
食2.1%
食事1.2%
瞽1.2%
朝飯0.9%
目盲0.6%
餐0.6%
召集0.3%
召物0.3%
召衣0.3%
喫飯0.3%
夕食0.3%
御飯0.3%
晩餐0.3%
着衣0.3%
米飯0.3%
衣0.3%
衣服0.3%
衣裳0.3%
装0.3%
饌0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やい、宿(やど)六、飯(めし)をだしてくれ、飯(めし)を。腹(はら)がぺこぺこだ。え。こんなに暗(くら)くなつたに、まだランプも點(つ)けやがらねえのか。え、おい」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
彼女はさっきとちがい、よそゆきらしい薄い金茶色の絽(ろ)お召(めし)の羽織を着て、いつものとおり薄く化粧をしているのが相変らず美しい。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
菊枝は胸のふさがるおもいで読んだ、姑は聞き終ってからしばらくなにか考えているようすだったが、やがてしずかに盲(めし)いた面(おもて)をあげ
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
旅で隨分延びた髮を五分刈りに刈らせ、入浴して來てから、義雄は夕飯に初めて自分の下宿屋の食(めし)を喰つた。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「横着者めらが、食事(めし)のあとでゆっくりくつろがせもしおらん」命令によって下男たちが出て行くと
瞽(めし)いた者は見ることが出来、跛(あしな)えた者は歩くことが出来、癩病(やめ)る者は潔まることが出来、聾(し)いた者は聞くことが出来、死んだ者は復活(よみが)えることが出来、貧者は福音を聞かされる。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「買って来たのサ」と磯は布団を被(かぶ)ってるまま答えた。朝飯(めし)が出来るまでは磯は床を出ないのである。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
わたしは目盲(めし)ひ、耳聾(みゝし)ひ、唖者(おふし)
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
「ぢや、今日(けふ)餐(めし)を食(く)ひに来(き)ても好(い)いんだらう」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「わしか。わしへも、お召集(めし)が来ておろうと思う。ひと足先に、急いで戻る」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ……? 召集(めし)のお布令(ふれ)じゃ。出布令(でぶれ)の貝が、寄場(よせば)のほうで鳴っている」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『おじい様、お召物(めし)は』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お間に合いになる柄合(がらあい)のお召衣(めし)や帯をさし上げました次第で、はい
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うん。捜が——捜がしたに違ない」と先生の口が、喫飯(めし)と返事を兼勤する。食事はしばらく継続する。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
実は夕食(めし)もまだ食わない。いれば耳を傾けたくない話が出る。腰だけはとうから宙に浮いている。しかし先生の様子を見ると無理に洋袴(ズボン)の膝を伸(のば)す訳にもいかない。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私は大きな餉台(ちゃぶだい)にほかの売女(おんな)どもと一緒に並んで御飯(めし)を食べたりなどしていた。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
不取敢(とりあへず)湯に入つてると、お八重お定が訪ねて來た。一緒に晩餐(めし)を了へて、明日の朝は一番汽車だからといふので、其晩二人も其宿屋に泊る事にした。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それから枝を通して薄暗い松の大木にもたれていらっしゃる奥さまのまわりを眩(まばゆ)く輝かさせた残りで、お着衣(めし)の辺を、狂い廻り
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
もし又(また)來(く)るならば、水(みづ)を此瓶(このびん)に入(い)れて來(き)てよと乞(こ)うた。サイダやビールでは米飯(めし)は食(く)へぬからである。
「そして、白いのはお衣(めし)ものも、ですけど、降り積る雪なんですって。」
『お衣服(めし)をお着更(きかへ)になつてから召上(めしあが)つたら如何(いかゞ)で御座(ござ)います。』と房(ふさ)は主人の窮屈さうな様子を見て、恐る/\言つた。御気慊(ごきげん)を取る積(つもり)でもあつた。何故(なぜ)主人が不気慊(ふきげん)であるかも略(ほゞ)知つて居るので。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「失礼ですけど、そのお衣裳(めし)、結構な地色ですことね」
野萩 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「失礼ですけど、そのお装(めし)、結構な色目ですことね」
ユモレスク (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と、ひどく礼を言った後で、きれいな着物一襲(かさね)に貂(てん)の帽(ぼうし)と履物を添えてくれ、孔生が手足を洗い髪に櫛を入れて着更えをするのを待って、酒を出して饌(めし)をすすめた。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)