“麓路”の読み方と例文
読み方割合
ふもとじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麓路(ふもとじ)は堤防(どて)とならびて、小家(こいえ)四五軒、蒼白(あおじろ)きこの夜の色に、氷のなかに凍(い)てたるが、透(すか)せば見ゆるにさも似たり。月は峰の松の後(うしろ)になりぬ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私が木曽の山の麓路(ふもとじ)を通ると、商人(あきんど)らしい風俗の旦那と手代二人が、木かげに立って珍らしそうに山を見あげているから、モシモシ何を御覧なさると近寄って尋ねると
福渡からは旭川の流れに沿って、山の麓路(ふもとじ)を七里余(あまり)、人力車に曳かれて進んだ。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)