“雲端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんたん50.0%
くもべり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青碧(せいへき)澄明(ちようめい)の天(てん)、雲端(うんたん)に古城(こじやう)あり、天守(てんしゆ)聳立(そばだ)てり。濠(ほり)の水(みづ)、菱(ひし)黒(くろ)く、石垣(いしがき)に蔦(つた)、紅(くれなゐ)を流(なが)す。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其は深い焦茶(こげちや)色で、雲端(くもべり)ばかり黄に光り輝くのであつた。帯のやうな水蒸気の群も幾条(いくすぢ)か其上に懸つた。あゝ、日没だ。蕭条(せうでう)とした両岸の風物はすべて斯(こ)の夕暮の照光(ひかり)と空気とに包まれて了つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)