“遅(ま)” の例文
旧字:遲
これに臨みて詔を草すれば、富貴(ふうき)我を遅(ま)つこと久し、これに臨みて命(めい)を拒まば、刀鋸(とうきょ)我に加わらんこと疾(と)し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
往反ノ者此(こ)ノ路ニ率(したが)ヒ由(よ)ラザルハナシ矣、其(そ)ノ俗天下ニ女色ヲ衒(てら)ヒ売ル者、老少提結シ、邑里(ゆうり)相望ミ、舟ヲ門前に維(つな)ギ、客ヲ河中ニ遅(ま)チ、少(わか)キ者ハ脂粉謌咲(かしょう)シテ以テ人心ヲ蕩(まど)ハシ
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
子(し)が能(よ)く 重ねて来(きた)るを遅(ま)たむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)