“蓑蟲”の読み方と例文
新字:蓑虫
読み方割合
みのむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……玄關番(げんくわんばん)から私(わたし)には幼馴染(をさななじみ)と云(い)つてもいゝ柿(かき)の木(き)の下(した)の飛石(とびいし)づたひに、うしろ向(む)きに、袖(そで)はそのまゝ、蓑蟲(みのむし)の蓑(みの)の思(おもひ)がしたのであつた。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
葉(は)もまだ落(お)ちない。形(かたち)は何處(どこ)か、影(かげ)も見(み)えない。豫(かね)て氣短(きみじか)なのは知(し)つて居(ゐ)る。特(こと)に御病氣(ごびやうき)。何(なに)かのお慰(なぐさみ)に成(な)らうものを、早(はや)く、と思(おも)ふが見當(みあた)らない。蓑蟲(みのむし)戀(こひ)しく途(と)に迷(まよ)つた。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「おい、そこいらに蓑蟲(みのむし)が居(ゐ)るだらう。……見(み)な。」「はツ。」と言(い)つた昨夜(ゆうべ)のお夜伽(よとぎ)から續(つゞ)いて傍(そば)に居(ゐ)た、私(わたし)は、いきなり、庭(には)へ飛出(とびだ)したが、一寸(ちよつと)廣(ひろ)い庭(には)だし、樹(き)もいろ/\ある。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)