“腹中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくちゅう90.9%
ふくちう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その扇縄の区域へ、裏切(うらぎ)り者がひそかに毒(どく)をしずめたので、夕方の兵糧時(ひょうろうどき)に、すべての者の腹中(ふくちゅう)へ、おそるべき酔魚草(すいぎょそう)の毒水(どくすい)がめぐっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
B氏は横膈膜(おうかくまく)で呼吸して内臓を運動させれば自然と胃の働きが健全になる訳だから試しにやって御覧という。これも多少やったが何となく腹中(ふくちゅう)が不安で困る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
眼下(がんか)に茫々(ばう/\)たる大湖ありと、衆忽ち拍手(はくしゆ)して帰途の方針(ほうしん)を定(さだ)むるを得たるを喜(よろこ)び、帰郷の近(ちか)きを祝(しゆく)す、日(ひ)既(すで)に中して腹中(ふくちう)頻(しき)りに飢を訴(うつた)ふ、されども一滴(てき)の水を得る能はず、况(いわ)んや飯を炊(かし)くに於(おい)てをや
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)