“腥気”のいろいろな読み方と例文
旧字:腥氣
読み方割合
せいき66.7%
なまぐさけ16.7%
なまぐさっけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風なまぐさく、浪もまたなまぐさく、腥気(せいき)は人をおそうばかりであった。更に行くこと数里の後、凴は土地の者に訊いた。
特に鱗に粘(ぬめり)無く身に腥気(なまぐさけ)少ければ、仮令其味美ならずとも好ましかるべき魚なるに、まして其味さへ膩濃(あぶらこ)きに過ぎずして而も淡きにも失せず、まことに食膳の佳品として待たるべきものなれば
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そこへ塩気(しおけ)がつく、腥気(なまぐさっけ)がつく、魚肉(にく)が迸裂(はぜ)て飛んで額際(ひたいぎわ)にへばり着いているという始末、いやはや眼も当てられない可厭(いや)な窘(いじ)めようで、叔母のする事はまるで狂気(きちがい)だ。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)