“狂気”のいろいろな読み方と例文
旧字:狂氣
読み方割合
きちがい70.5%
きょうき12.8%
きちがひ7.7%
きやうき3.8%
まよい2.6%
きちが1.3%
きちげえ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また汽車に乗って、一つの車室(はこ)に自分一人っきりのことも数回あったが、そんなときは、警報器が引きたくて狂気(きちがい)になりそうだった。
ピストルの蠱惑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
そしてその結論としての国民の覚悟(かくご)について述べだしたが、もうそのころには、かれはかなり狂気(きょうき)じみた煽動(せんどう)演説家になっていた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
これお長(ちやう)、母様(おつかさん)のいふ事も兄様(にいさん)のおつしやる事もお前は合点(がてん)が行(ゆ)かないかい、狂気(きちがひ)の様(やう)な娘を持つた私(わたし)や何(なん)といふ因果であらうね。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
狂気(きやうき)した、変(へん)だ、と云(い)ふのは言葉(ことば)の切目毎(きれめごと)に耳(みゝ)に入(はい)つた。が、これほど確(たしか)な事(こと)を、渠等(かれら)は雲(くも)を掴(つか)むやうに聞(き)くのであらう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
コノール その狂気(まよい)こそ、すべての知識よりも尊いものだ。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
昨晩(ゆうべ)の癇癪がまたむらむらと起って来た。皮を剥がれ肉を絞られる思いで、今にも狂気(きちが)いになりそうな気がした。
小さきもの (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
森「訳が分らねえ……人が立っていけねえよ、己に話して聞かせねえ、待ちねえよ、向(むこう)の都鳥と云う茶店(ちゃみせ)へ行(ゆ)きねえ……何を見やアがる、狂気(きちげえ)でも何(な)んでもねえ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)