“肢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
し47.5%
あし45.8%
て3.4%
えだ1.7%
また1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳牛はすこしがたがた四肢(し)を動かしたが、飼い葉をえて一心(しん)に食(く)いはじめる。花前は、いささか戒心(かいしん)の態度(たいど)をとってしぼりはじめた。
箸 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
お婆さんはまずブラシで、メリーの頭から、頸、肩、背、腰、肢(あし)という順に丹念にマッサージをして、それから金櫛(かなぐし)で丁寧に梳(す)いた。
犬の生活 (新字新仮名) / 小山清(著)
「そうそう、お前も同じ辰年じゃったなあ。実は、金さん、お前の彫青(いれずみ)の真似してな、この龍、……見てくれ。肢(て)に、花をつかんどる」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
◯十三節に「その膚(はだえ)の肢(えだ)は蝕壊(くいやぶ)らる、すなわち死の初子(ういご)これが肢を蝕壊るなり」とあるを見れば、この悪人必滅の主張が明(あきら)かにヨブを指したものであること確実である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
俗(よ)に言伝える。天狗(てんぐ)、狗賓(ぐひん)が棲(す)む、巨樹、大木は、その幹の肢(また)、枝の交叉(こうさ)の一所(ひとところ)、氈(せん)を伸べ、床を磨いたごとく、清く滑かである。