“戒心”の読み方と例文
読み方割合
かいしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳牛はすこしがたがた四肢(し)を動かしたが、飼い葉をえて一心(しん)に食(く)いはじめる。花前は、いささか戒心(かいしん)の態度(たいど)をとってしぼりはじめた。
箸 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
行くゆく沿道の村落で聞く風説などにも、ずいぶん戒心(かいしん)を要するものがある。その中には多分に、敵の流言も混(ま)じっているからだった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先生の居(きょ)、同じく戒心(かいしん)あるにもかかわらず、数十の生徒(せいと)を伴(ともな)い跣足(せんそく)率先(そっせん)して池水(いけみず)を汲(くみ)ては門前に運び出し、泥塗満身(でいとまんしん)消防(しょうぼう)に尽力(じんりょく)せらるること一霎(いっしょう)時間(じかん)、依(よっ)て辛(かろ)うじてその災(さい)を免(まぬか)れたり。