“耗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へ56.8%
す15.9%
へら15.9%
こう2.3%
そこな2.3%
つく2.3%
むな2.3%
ミリ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度会津へ帰ってからも、そうした気もちを、胸一杯にもっていたが、慎九郎の噂を聞くと、今までの元気が一度に耗(へ)った如く思った。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
彼は埼玉(さいたま)の者、養子であった。繭(まゆ)商法に失敗して、養家の身代を殆(ほと)んど耗(す)ってしまい、其恢復の為朝鮮から安東県に渡って、材木をやった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
隙(すき)さえあれば人家に入り自分が食い得る以上に多く耗(へら)す故、住民断えず猴と戦争す、欧人たまたま奇物として猴を買うを見て訳が分らず
故竹添進一郎氏の『左氏会箋』一四に引かれた銭錡の説に今の牛宿の星群は子宮にあって丑宮にあらず、周の時元枵(げんきょう)という星が虚宿二星の一たり、枵は耗(こう)で鼠は物を耗(へら)し虚(むな)しくする
然(しか)るを、今外国の言語文書に依てこれを教授せば、これが子弟たるもの、勢い学問の実体を講ずるの力を分てこれを外語の修習に用い、以て大に有用の時を耗(そこな)い、為めに講学の勢力を途中に疲らし
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
加うるに南軍は北軍の騎兵の馳突(ちとつ)に備うる為に塹濠(ざんごう)を掘り、塁壁を作りて営と為(な)すを常としければ、軍兵休息の暇(いとま)少(すくな)く、往々虚(むな)しく人力を耗(つく)すの憾(うらみ)ありて、士卒困罷(こんひ)退屈の情あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
試みに見よ、方今、天下の形勢、文明はその名あれどもいまだその実を見ず、外の形は備われども内の精神は耗(むな)し。今のわが海陸軍をもって西洋諸国の兵と戦うべきや、けっして戦うべからず。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
気圧の薄弱これなり、人の知る如く、平地の気圧は、大抵七百六十耗(ミリ)前後なるに、山頂は四百六十耗前後にして、実に三百耗の差あり勿論夏期とてもなお同様なりといえども