“縹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなだ75.0%
ハナダ12.5%
あさぎ6.3%
はなだいろ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅の若い女性(によしやう)は、型摺りの美しい模様をおいた麻衣を著て居る。笠は浅い縁(へり)に、深い縹(はなだ)色の布が、うなじを隠すほどにさがつてゐる。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
各二株の竹の間に、二条の、長さ八尺・幅八寸の帛に鈴二つづゝつけて張り渡したらしく、色は縹(ハナダ)と緋とが六旒づゝであつた。其外に、今一つあるのが阿礼幡(アレバタ)である。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
外をながめながら後ろの板へよりかかっていた薫の重なった袖(そで)が、長く外へ出ていて、川霧に濡(ぬ)れ、紅(あか)い下の単衣(ひとえ)の上へ、直衣(のうし)の縹(あさぎ)の色がべったり染まったのを
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
それそれ俯向(うつむ)いた頬骨(ほおぼね)がガッキと尖(とが)って、頤(あご)は嘴(くちばし)のように三角形(なり)に、口は耳まで真赤(まっか)に裂けて、色も縹(はなだいろ)になって来た。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)