“窒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つ54.5%
つま27.3%
ふさ9.1%
づま4.5%
と4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれはあの声をきくごとに、からだの何処かが疼いてくる。あの声はおれのからだじゅうを掻き探っておれの呼吸をまで窒(つ)めるのだ。」
幻影の都市 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
歓迎されたのは嬉しかったが、もうもうと煙草の煙りのこもった室(へや)へ入ると、しきりに咳が出て呼吸(いき)が窒(つま)りそうだった。
碧眼 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
あの手(て)に握(にぎ)つた他(ほか)の手(て)、あの胸(むね)に擁(いだ)いた他(ほか)の胸(むね)のあつたことを想像(さうぞう)して、心臓(しんざう)の鼓動(こどう)も一時(じ)に停(とま)り、呼吸(いき)も窒(ふさ)がつたやうに覚(おぼ)えた。同時(どうじ)に色々(いろ/\)の疑問(ぎもん)が胸(むね)に起(おこ)つた。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
それに節穴が非常に小さかったのと、あたりがやや暗い堂内であったために、すぐ彼女はそのしつこい視線を解いた。私は膝頭が震えて、からだが、すくみ上るような堅苦しい息窒(づま)りをかんじた。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
砂の中へ顔の滅込(めりこ)むようにして、上から與右衞門が乗掛って、砂で息を窒(と)めて殺したと云うが本説だと申す事、また祐天和尚(ゆうてんおしょう)が其の頃脩行中(しゅぎょうちゅう)の事でございますから、頼まれて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)