“私(わ)” の例文
「その百人一首も焼けてなくなったんでございますか。私(わ)、私(わたし)は、お墓もどこだか存じません。」
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
車(くるま)もなし、女中(ぢよちう)も連(つ)れずか、やれ/\ま早(はや)く中(なか)へ這入(はい)れ、さあ這入(はい)れ、何(ど)うも不意(ふい)に驚(おどろ)かされたやうでまご/\するわな、格子(かうし)は閉(し)めずとも宜(よ)い私(わ)しが閉(し)める、兎(と)も角(かく)も奧(おく)が好(い)い
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「邪魔を……私(わ)、私(わたくし)が、邪魔なんぞいたしますものでございますか。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やれ/\ま早く中へ這入れ、さあ這入れ、何うも不意に驚かされたやうでまご/\するわな、格子は閉めずとも宜い、私(わ)しが閉める、兎も角も奧が好い、ずつとお月樣のさす方へ、さ、蒲團へ乘れ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やれやれま早く中へ這入(はい)れ、さあ這入れ、どうも不意に驚かされたやうでまごまごするわな、格子は閉めずとも宜(よ)い私(わ)しが閉める、ともかくも奥が好(い)い、ずつとお月様のさす方へ、さ、蒲団(ふとん)へ乗れ
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「私(わ)、私は、もう死んでしまいたいのでございます。」
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)