“濁(に)” の例文
飛鳥(とぶとり)もあとを濁(に)ごすなに候へば、大藤(おほふぢ)の大盡(だいじん)が息子(むすこ)と聞(き)きしに野澤(のざわ)の桂次(けいじ)は了簡(りようけん)の清(きよ)くない奴(やつ)、何處(どこ)やらの割前(わりまへ)を人(ひと)に背負(せよは)せて逃(に)げをつたなど〻斯(か)ふいふ噂(うわさ)があと/\に殘(のこ)らぬやう
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
火が強いと濁(に)ごっていけません。五合の水が二合位に煮詰った時裏漉(うらご)しにしてまた布で漉します。それは器の上へ白布をかけてその上へ裏漉を置いて鍋のスープを注(つ)げば一度に二度漉せます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)