“河(が)” の例文
これはいささか稚気を帯びた。が、にれぜん河(が)のほとり、菩提樹(ぼだいじゅ)の蔭に、釈尊にはじめて捧げたものは何であろう。菩薩の壇にビスケットも、あるいは臘八(ろうはち)の粥(かゆ)に増(まさ)ろうも知れない。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
更に三十分の後(のち)ロアルとセエルの両河(が)に挟まれたツウル市に着いた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
「一河(が)の流れ、一樹(じゅ)の縁(えん)。それはいうまでもありません」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この夕べ鯛(たひ)の刺身(さしみ)とナイル河(が)の鰻(うなぎ)食はしむ日本(にほん)の船(ふね)は
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「いや、一河(が)の縁だ」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)